全波長領域で運ばれる黒体からの全熱放射.プランクの法則で表される単色の黒体射出能を全波長領域にわたり積分することにより求められる全黒体射出能.すなわち,全黒体放射熱流束で,温度のみの関数で指向性がない.\[{E_b}\left( T \right) = \int_0^\infty {{E_{b\lambda }}\left( {T,\lambda } \right)d\lambda = {n^2}\sigma {T^4}} \]ここで,nは黒体を囲っている媒体の屈折率,\(\sigma \left( { = 5.670 \times {{10}^{ - 8}}{\rm{W/}}{{\rm{m}}^2} \cdot {{\rm{K}}^4}} \right)\)はステファン・ボルツマン定数である.