目次
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電磁波(光)・音などの波が分子や微細な粒子に衝突し,その進行方向が種々の方向に変わる現象.その際に,エネルギー変化を伴わない弾性散乱とエネルギー変化を伴う非弾性散乱とがあるが,熱放射においては弾性散乱が重要である.散乱は粒子形状,粒子の物性,粒子径と波長の比,粒子間隔などに依存している.燃焼ガス中のすす,コロイド溶液中の粒子,霧の中の液滴粒子などの一般の粒子群では,粒子間隔は波長に比べて十分に大きいので,一つの粒子からの散乱結果が利用できる独立散乱である.