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凝固は運動論的には液体の原子あるいは分子の回転運動を凍結して,固相としてそれらを配列化,集合化するものである.凝固の速度は,液体から融解熱を除去する冷却速度によって決定される.通常は,凝固層を介した外部冷却熱伝達によっておこなわれるが,過冷却状態を発現させ,潜熱をその場で受入れる方法もある.微視的レベルの構造が問題となる材料製造では,単結晶の育成での緩速凝固から,非晶質相の生成の急速凝固まで,広範囲の凝固速度が利用される.生体試料や食品の凍結では,細胞の生死や組織の破壊と関連して重要となる.