目次
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宇宙飛しょう体の大気圏再突入の際に飛しょう体の表面において見られるように,高速・高温気流にさらされる物体が,空力加熱等によって吸収した膨大なエネルギーを物体の表面の溶融,蒸発,昇華あるいは熱の分解などにより除去する現象.これは,アブレージョン物質の相変化に伴う潜熱吸収が有効に作用している.蒸発した物質は,境界層のガスと混合拡散し,境界層の厚さを増大させ,境界層内の温度こう配を低下させることによって,境界層から表面への対流伝熱の割合を減少させる働きが付加する.