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流体中を加速運動する物体には,粘性流体,非粘性流体に関係なく,質量×加速度の形で与えられる加速度に比例した付加的な流体抵抗が働く.この質量を付加質量という.付加質量は物体形状によって異なる.例えば二次元の円柱ではその体積と同体積の流体の質量に等しくなり,球の場合にはその体積の半分の流体の質量に等しくなる.気体の密度は固体の密度の約1000分の1程度であるので,気体中を運動する固体の場合には付加質量を無視することができるが,液体中の固体や気泡(粒子と見なす)では無視できない.