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タングステン,白金ロジウムなどの金属の電気抵抗は温度によって変化するので,金属線に電流を流して加熱し流れの中に挿入すると,流速に応じて冷却効果が異なり電気抵抗が変化する.熱線流速計はこの原理を利用したもので気流に適用するときには熱線風速計ともいう.熱線の直径は通常0.5~50μm程度である.電極間に一定の電圧をかけて電流の変化を読取る定電圧形,一定の電流を流して電圧変化を読取る定電流形,熱線の温度が一定になるようにフィードバック回路を構成して回路の電流変化を読取る定温度形の3種があるが,定温度形が最も応答性がよく,乱流など非定常流れの計測に利用される.