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ER流体とも呼ばれ,シリコンオイルなどの絶縁性の液体に直径1μm程度のシリカ,微結晶セルロース,有機半導体などの微粒子を懸濁させた流体で,電場を印加すると固体微粒子は電場方向にクラスタを形成し,見掛け粘度が大きく変化する.レオロジー特性はビンガム流体で近似され,降伏応力はほぼ電場の二乗に比例する.電場変化に対する応答性は良好で見掛け粘度は数ms程度で変化する.使用目的によって異なるが,消費電力は高々数Wである.可変ダンパ,免振装置,クラッチ,バルブなどへの応用が考えられている.