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海洋における潮汐の位置エネルギーである潮汐エネルギーと,潮流の運動エネルギーである潮流エネルギーがあるが,自然エネルギーとしては後者はまだ有効に利用されていない.潮の干満に基づく潮汐エネルギーは,河口や入江など狭い口にダムを築いて潮池とし,満潮時に外海からの水を流入させ干潮時に海に放出し,流入・放出時に水車を回転させることにより有効に取出すことができる(潮力発電所).ランス発電所(フランス)では,最大13.5mの潮位差を利用して総出力200MWを得,20年の実績がある.日本では潮位差5.4m(有明海)が最大である.