散逸関数Φを流体の密度ρで割ったもので,一般にεの記号で示される.\(\varepsilon = \it\Phi /\rho {\rm{[J/kg \times s = }}{{\rm{m}}^{\rm{2}}}{\rm{/}}{{\rm{s}}^{\rm{3}}}{\rm{ = }}{{\rm{m}}^{\rm{2}}}{\rm{/}}{{\rm{s}}^{\rm{3}}}{\rm{]}}\)は単位質量当たり,単位時間当たりに粘性で熱に変化するエネルギーを示す.特に乱流の取扱いで中心的役割を果たし,コルモゴロフスケール,コルモゴロフスペクトル,k-ε乱流計算法で用いられる.εの実測は困難であるがテイラーの評価ε~u3/l,uは乱れ速度の代表値,lは乱れの代表長さ,でおよその値が推定できる.