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管内の流れの中を衝撃波が伝ぱするとき,衝撃波背後の境界層内で急激な圧力上昇が起こる.このため境界層厚さが増し,垂直衝撃波は分枝して管壁近くに斜め衝撃波が現れる.これは衝撃波と境界層の干渉によるものであり,干渉が著しいときは先頭衝撃波の下流につぎつぎに衝撃波が現れる.このような多数の衝撃波の1組は,全体として一つの衝撃波の役割を果たすのでこれを擬似衝撃波という.擬似衝撃波内では圧力は連続的に上昇するが,最終的な圧力上昇は一つの垂直衝撃波の場合より低い.擬似衝撃波の厚さは管径の10倍程度である.