目次
計算力学 バイオエンジニアリング 環境工学 産業・化学機械と安全 宇宙工学 技術と社会 材料力学 機械材料・材料加工 流体工学・流体機械 熱工学 エンジンシステム 動力エネルギーシステム 機械力学・計測制御 ロボティクス・メカトロニクス 情報・知能・精密機械 機素潤滑設計 設計工学・システム 生産加工・工作機械 FA（ファクトリーオートメーション） 交通・物流 マイクロ・ナノ 編集委員・執筆者 ~~DISCUSSION:off~~
流れ場において分子運動における運動量の交換により起こる分子粘性に対して，流れ場をある巨視的なスケールで観た場合，渦運動による運動量の交換により起こる見かけの粘性を，分子運動における類推から渦粘性と呼ぶ．この時，ニュートン流体における分子粘性による応力と速度こう配との比例係数である粘度（粘性係数）に対応する値を一般に渦粘度（渦粘性係数)，またこの値を流体の物性値である流体密度で割ったものを渦動粘性係数という．この値は流体の物性値ではなく，流れの性質を示すものである．
