流れの中にある平面を考える.この平面上のすべての点において速度ベクトルが等しいときにこの流れを一様流と呼ぶ.二次元渦なし流れ場において複素関数\(W\)が\[W\left( z \right) = Uz,z = x + iy\]と表される流れは\(x\)軸に平行な一様流となる.実際の流れは壁などの固体境界や水面などの自由表面境界を持つが,境界近傍を除く大部分で上記条件を満たすような場合には一様流と呼ばれる.また,乱流の場合には速度の時間平均値が一様で,乱れの時間平均値も一様な場合には一様流と呼ばれている.