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指向性凝固ともいう.金属合金の凝固過程を制御して鋳型壁から順次凝固させていき最終凝固部を製品部の外(鋳物の場合押湯と呼ばれる)にもっていく凝固法.ほとんどの金属は凝固する際体積収縮する.したがって鋳物あるいはインゴット(連続鋳造鋳片を含む)の最終凝固部付近は液体金属の補給が期待できないので引け巣と呼ばれる空げきが形成される.引け巣の防止には方向性凝固の概念が重要であり,現在ではコンピュータによって凝固解析が広く行われ,凝固過程ならびに鋳物の健全性の確認,押湯の最小化などが図られている.