金属などを加工するときに生じる薄いひれ状の余剰材料.せん断加工などで生じるものはburr,かえりと呼ばれ,通常1mm以下の小さなものであるが,加工品の使用時に安全性などで問題となり,バリ取りをして除く.せん断工具の摩耗などで間隔(クリアランス)が適当でなくなると発生しやすい.型鍛造において製品外周にひれ状の部分を意識的に作り,この部分を圧縮するように型内の圧力を高め,材料が型の細部に流れるようにしたものを,フラッシュと呼び,通常,製品重量の20~40%に達する.バリ抜きに材料を節約するために削減する努力がなされている.