目次
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ある雰囲気中で固体と液体が接触し,その部分の固気界面および気液界面が消失し,新たに固液界面が形成される現象をぬれという.ぬれの生じやすさについては,ぬれ性の良否で表現される.一般にぬれ性は,固体表面に接した微小液滴が固体表面との間に形成する接触角の大小や,毛管のような微小間げきへの侵入現象により評価される.ろう付け・はんだ付け,複合材料の作製などではぬれ性を向上させるが,精錬用耐火物と溶融スラグの反応抑制にはぬれ性の低下が必要である.このほか,固体と液体が接する種々の状況下で,ぬれ性は重要な因子となる.