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炭素鋼を硬さによって極軟鋼,硬鋼などと分類したときの一つ.炭素をおよそ0.18~0.30質量%含む.鉄骨,鉄筋,ボルト,ナット,針金,釘(くぎ)などに多く使われる.低炭素のものでは,通常,水冷してもマルテンサイト組織となりにくく焼入れ硬化は生じにくい.熱間圧延のままあるいは焼なまして用いる.炭素量が多いものでは焼入れ焼もどしも行われる.ピン,歯車などに用いるときは,浸炭焼入れ,高周波焼入れなどで表面を硬化し,耐摩耗性を上げることも行われる.