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液相拡散接合では,接合部を加熱し接合界面のインサート材により一時的に液相を生じさせる.引続きその温度に保持し接合部の融点降下元素を母材中に拡散させる.その結果,接合部の組成は変化し,融点が上昇して凝固する.このときの凝固は,温度を一定に保持したまま生じるため,等温凝固と呼ばれる.共晶ろうを用いたろう付けでは冷却によってろう付け部を凝固させるため,ろう付け部に共晶組織が形成される.これに対し,等温凝固部には固溶体のみが形成されるため,接合部の諸性質の飛躍的な改善が可能となる.