特殊な模型および鋳型材料を用いて,寸法精度,鋳はだ性状などが特に高精度高品質の鋳物を得る鋳造法.精密機械部品,美術工芸品などの製造に用いられる.ロストワックス法はその代表で,ろう模型のまわりにセラミック耐火物コーティングを施し焼成,模型を溶出して鋳型を作る.そのほかに石こう鋳型法,ショウプロセスなどがある.鋳鉄,炭素鋼のほか,低合金鋼,ステンレス鋼,銅合金,Ni基耐熱合金,軽合金などの材料が用いられる.普通,単重10kg程度以下で,最小肉厚0.5~1.5mm,最小寸法公差0.1mm,鋳はだ粗さは4~12Sである.