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アルゴンガスの雰囲気下で極性を棒プラスとし,母材がマイナスで,アークを発生させると,陰極点は溶融池周辺の母材から生じる.この陰極点は熱電子を発生するが,熱電子放出のしやすい金属酸化物表面となる.そのため金属酸化物は高熱となり,分解蒸発される.この結果,溶融池周辺の母材上の酸化物は破壊され,清浄な金属表面が得られる.これをクリーニング作用と呼ぶ.この場合,陽イオンも陰極点となる金属酸化物に衝突するため,金属酸化物が破壊される.クリーニング作用はアルミニウム合金の溶接に有効である.