目次
計算力学 バイオエンジニアリング 環境工学 産業・化学機械と安全 宇宙工学 技術と社会 材料力学 機械材料・材料加工 流体工学・流体機械 熱工学 エンジンシステム 動力エネルギーシステム 機械力学・計測制御 ロボティクス・メカトロニクス 情報・知能・精密機械 機素潤滑設計 設計工学・システム 生産加工・工作機械 FA(ファクトリーオートメーション) 交通・物流 マイクロ・ナノ 編集委員・執筆者 ~~DISCUSSION:off~~
鋼材などを熱処理すると表層と内部で熱処理挙動が異なり,処理効果に差が出る.この現象は熱処理する材料の大きさによって違うため質量効果という.例えば小さな鋼片を焼入れすると中心部まで硬化できるが,鋼片が大きくなると中心部は焼が入らないことがある.未硬化範囲は鋼片が大きくなるほど広がる.これは内部の温度は表面部分に比べ急変しにくいため焼入れ過程で高温の結晶組織が維持できないためと解されている.