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溶接による母材の熱影響部の遅れ割れ感受性を調べる試験方法の一つ.深さ0.5mmの円周切欠付き試験片(直径約8mm)を鋼板に挿入し試験片の切欠部が熱影響部になるように溶接を施す.その後,溶接部が所定の温度(通常は150℃)に冷却したとき試験片に一定の荷重を負荷する.そして熱影響部に割れが発生するかどうかを調べ,遅れ割れの限界応力を求める.遅れ割れに対する材質,溶接入熱,溶接棒の水素量,拘束応力の影響などを調べることができる.