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レーザ溶接では,深い溶込みの溶接を得るためにパワー密度を上昇させると,金属蒸気が発生しシールドガスがプラズマ化してレーザビームの吸収を生じ,結果的に溶込みが低下する.この現象は波長の長いCO2レーザに特に見られる.これを防止するために,溶接部にAr,Heなどのアシストガスを吹付け,金属蒸気の噴出経路をビーム域外にそらすことによりシールドガスの電離を抑制する手法が用いられる.アシストガス圧力はキャビティから噴出する金属蒸気圧より若干高い程度が最適とされている.