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すべり系に働く分解せん断応力τへの負荷応力の寄与の割合を示したもの.即ち,断面積Aの円筒の単結晶試料を長手方向に力Fで一軸引張する際,単結晶試料の垂直断面に加わる応力をσ,すべり面の法線方向と引張方向とのなす角をφ,すべり面内のすべり方向と引張方向のなす角をθ,シュミット因子をSとすると,次の関係が成立する.
τ = (F/A)cosφcosθ = σcosφcosθ = σS
シュミット因子が大きいほど,すべり変形が生じやすく,その最大値は,φ=θ=45°の時の0.5である.