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ある種の力学現象においては,応力そのものではなく,応力からある基準量あるいはしきい値を差し引いた量あるいは応力にあるテンソル量をかけて変換した量などがその現象を実質的に支配すると考えられることがある.このような変換後の応力相当変数を総称して有効応力と呼ぶことがある.例えば,非弾性構成式における応力と背応力の差,ボイド成長による荷重負担面積の減少分を補正した応力などの例がある.また,塑性理論では相当応力のことを指すこともある.