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はりの横断面の図心を連ねた線が曲線状をなすはりをいい,曲げ応力やねじり応力が曲率半径方向に双曲線的に分布する.このはりの曲がりによる効果は,はりの高さと曲率半径の比が大きくなるにつれて顕著となり,フックや円環,コイルばねなどでは曲率半径最小の表面で応力の絶対値が最大となる.真直ばりに比べ,曲りばりでは応力やたわみ計算が複雑になるので,曲率半径や横断面の形状,寸法より定まる曲りばりの断面係数やコイルばねの応力修正係数が図表や近似式で与えられるなど,計算の便がはかられている.