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材料に応力が加わると,ひずみを生じる.比例限度以下では応力はひずみに比例し,この比例定数を弾性係数,または弾性定数あるいは弾性率ともいう.一般には弾性係数は等温変化に対して定められているが(この場合特に等温弾性係数という),ひずみ速度が熱伝導に比べ十分大きく断熱変化とみなせる場合には,温度変化の影響が現れ,弾性係数は等温弾性係数とは異なる値となり,この場合の弾性係数を特に断熱弾性係数という.また,調和振動する粘弾性体では,応力とひずみに位相差を生じるため,弾性係数は時間とともに変化するが,この時の弾性係数を動的弾性率という.【異方性弾性論】