目次
計算力学 バイオエンジニアリング 環境工学 産業・化学機械と安全 宇宙工学 技術と社会 材料力学 機械材料・材料加工 流体工学・流体機械 熱工学 エンジンシステム 動力エネルギーシステム 機械力学・計測制御 ロボティクス・メカトロニクス 情報・知能・精密機械 機素潤滑設計 設計工学・システム 生産加工・工作機械 FA(ファクトリーオートメーション) 交通・物流 マイクロ・ナノ 編集委員・執筆者 ~~DISCUSSION:off~~
平均圧縮応力が比例限度を超えて生じる座屈を塑性座屈,座屈時の平均圧縮応力を塑性座屈応力という.軸荷重を受ける柱の場合,塑性座屈応力の計算には,弾性座屈における縦弾性係数の代わりに,接線係数,換算係数を用いる.後者は曲げの引張側における除荷を考慮したもので,断面形状に依存する.前者による座屈応力は下限値,後者は上限値を与える.初期不整のある柱,およびはり-柱の場合,塑性の影響により荷重-変位関係に極限点が存在するが,このように極限点に達して不安定となる現象を極限値座屈という.