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セラミック部材に一定の荷重を負荷すると,初期に存在する欠陥が時間とともに拡大して破壊にいたることがあり,静疲労と呼ばれる.これは水分子との化学反応により分子鎖が切断される現象であり,当初はガラス(SiO2)に認められた.セラミックスではジルコニア(ZrO2)についてもこの機構が認められている.粒界ガラス相の応力誘起腐食が静疲労の本質である.破断時間は温度,雰囲気などの環境に大きく影響されるとともに,作用応力および初期に存在する欠陥の大きさに強く依存する.【遅れ破壊,時間依存型破壊】