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材料の疲労特性は縦軸に負荷応力,横軸に疲労寿命をとったS-N曲線で表されることが多く,負荷応力の低下とともに寿命は増大するので,S-N曲線は右下がりの曲線となる.このとき横軸の寿命を固定して,この寿命まで疲労破壊が起こらない上限の負荷応力を,この固定寿命における時間強度と呼ぶ.通常の鉄鋼材料については繰返し数N=107以下でS-N曲線が水平に折れ曲がり,疲労限度が現れるが,非鉄金属については明りょうな疲労限度が現れず,しばしばN=107での時間強度をもって疲労限度とみなす方法がとられる.