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圧縮荷重を受ける構造部材は,荷重がある値より大きくなると安定性が失われ,急激に大きな変形を示し,ある場合には最終崩壊にいたる.このような状態を座屈といい,座屈を起こす荷重を座屈荷重,または臨界荷重,また,このときの応力を座屈応力という.圧縮部材の強度は座屈荷重によって決まることが多い.解析的に座屈荷重を計算するには,大変形の式を変位に対して線形化することによって座屈方程式を導く.柱,平板,いくつかの単純な殻などに対する座屈方程式が知られている.また,数値解析によって座屈荷重を計算することもできる.