企業目的を達成させるために,経営にかかわるリスク(損失,被害をもたらす危険因子と誘発環境を包括した潜在的な危険)の予測と防止あるいは回避,結果としての負担の最小化,被害の効果的救済などの諸業務を行う体系的な経営管理手法.リスクには犯罪,自然災害,病気・死亡など偶発的に発生する静態的リスク(純粋リスクともいう)と利益や成長,発展を期待し,新規事業,海外進出,新技術開発などのために投資する動態的リスク(投機的リスクともいう)がある.前者には最適措置(保険など)が,後者には最適行動(潜在危険に対する問題設定と科学的問題解決のマネージメント技術)が求められる.