景気動向を判断する代表的な経済指標で,通産省が毎月発表する鉱工業の生産,出荷,在庫の三つの指数をいい,これらの指数は季節的変動要因を除外してある.生産と出荷の指数は特定の基準年を100とした,月平均の生産と出荷の指数で,数百品目が対象とされている.近年は製品の寿命が短く新製品の発売も多く,変化が激しいため,調査品目は5年ごとに入れ替えが行われる.生産,出荷,在庫の関係は景気がよくなると,在庫が減少して生産と出荷が増え,逆に悪くなると在庫が増え,生産と出荷が減少し,企業は常に在庫を最適量に維持するよう生産調整を行う.