目次
計算力学 バイオエンジニアリング 環境工学 産業・化学機械と安全 宇宙工学 技術と社会 材料力学 機械材料・材料加工 流体工学・流体機械 熱工学 エンジンシステム 動力エネルギーシステム 機械力学・計測制御 ロボティクス・メカトロニクス 情報・知能・精密機械 機素潤滑設計 設計工学・システム 生産加工・工作機械 FA(ファクトリーオートメーション) 交通・物流 マイクロ・ナノ 編集委員・執筆者 ~~DISCUSSION:off~~
人工衛星などが寿命期間中正常に作動できるよう,内外の熱的環境から適切に保護することにより,衛星が許容し得る温度範囲を実現することである.実際に熱制御を行うには,コーティングやサーマルインシュレーションなどにより衛星各部の熱物性値を適切に選択して許容温度範囲内に収めようとする受動型の熱制御と,ヒータやサーマルルーバ,ヒートパイプなどを用いるより積極的な能動型熱制御の2方式があり,現在の人工衛星の大半はこれら2方式を併用した熱制御を採用している.