目次
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宇宙において複数の衛星をひも(テザー)でつないだ形態をテザーシステムといい,その衛星をテザー衛星という.テザーシステムの利用法としては,各種観測プローブの放出と回収,重力傾度を利用した姿勢安定,軌道間輸送,地球磁場を利用した導電性テザーによる発電・推進力の発生,テザー衛星の運動や相対距離の調整による衛星の重力環境の制御などが挙げられる.現在,テザーの材料やテザー衛星の繰出し・巻取りなどの制御法の研究が進められており,すでに,数十kmにも及ぶテザーの伸展が軌道上で試みられている.