粉粒体の付着力および摩擦力などによって粉粒体内のある層にそれより上方の粉粒体の圧力と釣合うだけの支持力が生じ,静的な釣合いを保って粉粒体の排出が困難になる現象をいう.架橋現象の形態および発生機構により,①粉粒体どうしのかみあいによる摩擦および微粒子と壁面との間の摩擦により生じたアーチにより,上部の粉粒体圧を支える場合で,比較的狭い場所で起きやすい.②材料の付着力によって起こるもので,最も一般的な架橋形態.③材料の物理的状態あるいは化学的性質が時間とともに変化し,しだいに固結し,閉そくを起こす,などがある.