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雲や大気中に存在する水蒸気やそのほか微量の気体の出す波長の長い赤外放射である大気放射と気温と同じ温度の黒体からの放射とを比較すると,8~13(μm)以外の波長域では,水蒸気と二酸化炭素の強い吸収のために放射の強さはほぼ一致するが,8~13(μm)の波長域では,大気放射は黒体放射より強さは小さくなる.この波長域を大気の窓と言う.気象における放射冷却は,この窓の存在のため起こる.近年は,この原理を用い,季間蓄冷や住宅などの冷房排熱の放射冷却放散などとして用いられている.