工場,指定作業場を設置している者などが公害防止のために守らなければならない許容限度のことで,排出基準,排水基準と同じ法規の性格を持つ.この基準に違反した者には,改善命令などの行政処分や罰則が適用される。違反した者には,まず行政処分が行われ,これに従わないときは罰則が適用される.さらに,大気汚染と水質汚濁防止法は,違反が重大であるときは,ただちに罰則を適用するものとしている(直前罰).東京都公害防止条例では,工場,指定作業場および日常の生活などについて,ばい煙,粉じん,有害ガス,汚水,騒音,振動,および悪臭について定めている.