目次
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摩擦しない状態では無害な材料が,摩擦により生体に有害な物質を排出する現象およびその材料の性質.人工関節や人工の心臓弁のように,体内に封埋される生体材料において問題になる.金属材料の場合は,摩耗により表面の酸化膜が破損して金属イオンが溶出することが原因とされる.高分子材料の場合は,摩耗粉化に伴う表面積の増大が化学的活性を増すことが原因とされる.肉芽腫(しゅ)の形成,骨の吸収(消失)あるいは周囲の生体組織の壊死が起きる.長期間にわたって次第に進行するため,事前の予測が難しい.