目次
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ポジトロンを放出して崩壊する核種で標識されたトレーサの生体内挙動を断層撮影する装置.取込まれた標識核種は生体内で崩壊,ポジトロンを放出する.このポジトロンが生体内で電子と結合して消滅する時,正反対の方向に放出される一対のγ線を検出,画像化する.局所血流量,ブドウ糖消費率,酵素活性,神経内科的疾患やボケに関連した神経受容体の分布など,生体,特に脳機能の計測手法として重要な地位を占める.標識核種に生体構成元素を用い,治療薬そのものを標識薬剤としてその挙動を解析できる.