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心臓から出た血液が大動脈,動脈を通って末しょう組織の毛細血管に流れていく過程で,血圧が急激に低下する領域がある.この領域では血液の流れに対する抵抗が上昇しており,抵抗血管と呼ぶ.一般的には,細動脈と呼ばれる血管がこれに相当し,内径が約100~10μmの範囲にあり,細動脈壁内にある平滑筋の収縮と弛緩により内径を調節することによって抵抗の程度を変化させている.こうして,抵抗血管は全身循環の血流動態および血圧の調節をつかさどる重要な血管の機能の一翼をになっている.