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非平衡熱力学により現象論方程式を用い,膜の物質透過現象を記述する場合,膜の透過性を特徴づけるろ過係数,溶質透過係数,反発係数などが用いられるが,膜の物理的な構造に関する情報は含まれない.細孔理論は,膜透過性と膜構造を関連づける理論で,膜に円筒状の細孔の存在を仮定し,透過物質の大きさと細孔の大きさの関係から,膜面開孔率,細孔の半径や長さなどの膜構造を特徴づける因子を用いて,膜透過性の諸係数が表記される.細孔理論を用い,膜構造や膜透過機構の解析が行われる.