皮膚を加熱することにより拡散してきたガス濃度を測定する電極で,体内ガス濃度を皮膚表面から測定する.皮膚を43~44℃に加温して拡散してきた酸素,二酸化炭素の分圧をそれぞれ,クラーク型酸素電極,ガラス電極で測定する.非侵襲で血液ガス濃度を測定できる特徴があるが精度に問題が残る.血液内に留置した電極との比較では,新生児では高い相関が得られているが,成人では,低値をとる.経皮的に陰圧をかけて皮膚内部の滲出(しんしゅつ)液を取り出し,イオン選択性電解効果トランジスタISFETでグルコース濃度を測定する方法もある.