目次
計算力学 バイオエンジニアリング 環境工学 産業・化学機械と安全 宇宙工学 技術と社会 材料力学 機械材料・材料加工 流体工学・流体機械 熱工学 エンジンシステム 動力エネルギーシステム 機械力学・計測制御 ロボティクス・メカトロニクス 情報・知能・精密機械 機素潤滑設計 設計工学・システム 生産加工・工作機械 FA(ファクトリーオートメーション) 交通・物流 マイクロ・ナノ 編集委員・執筆者 ~~DISCUSSION:off~~
外液と細胞膜で隔離された神経細胞の内外の電位差を膜電位と呼ぶ.定常的な膜電位は-70mV程度で,静止電位と呼ばれる.これは,細胞膜内外のイオン分布と細胞膜のイオン透過性とによって生じる.この膜電位を正方向に変化させ,-50mV程度までに上昇させると,細胞膜のイオン透過性が変化し,膜電位は一瞬にして正の値に到達し,+50mV程度まで上昇した後,再び元の静止電位に戻るという現象が生じる.この1ms程度の時間で生じるパルス状の膜電位変化を活動電位といい,活動電位が発生することを興奮するという.