目次
計算力学 バイオエンジニアリング 環境工学 産業・化学機械と安全 宇宙工学 技術と社会 材料力学 機械材料・材料加工 流体工学・流体機械 熱工学 エンジンシステム 動力エネルギーシステム 機械力学・計測制御 ロボティクス・メカトロニクス 情報・知能・精密機械 機素潤滑設計 設計工学・システム 生産加工・工作機械 FA(ファクトリーオートメーション) 交通・物流 マイクロ・ナノ 編集委員・執筆者 ~~DISCUSSION:off~~
移流拡散方程式の数値計算において,移流項を中心差分法を用いて離散化すると,移流の効果が支配的な場合,数値解に振動が生ずる.風上差分法は,被移流変数に関して上流(風上)側の離散点の値を用いることにより前述の振動をおさえる,一種の上流化スキーム法である.一般に,風上差分法は中心差分法より安定であるが,反面,人工的な拡散効果を付加したことと等価になるため精度の低下を招くことがある.