1mm以下のサイズのロボットのこと,マイクロマシンの一つのカテゴリと位置付けられる.
自然界に見られる1mm以下の多くの動物のように,自律的に推進・センシング・エネルギー獲得するマイクロロボットを機械工学の技術で人工的に作り出すことは次世代の挑戦課題の一つであるといえる.
ロボットの定義自体があいまいであるため,マイクロロボットの定義もあいまいであるが,推進機能の違いにより,2つに大別するならば外力駆動型と,内力駆動型のマイクロロボットに分けることが出来る.
外力駆動型は,磁性体の外部磁場による操作,レーザーピンセットによる微小物操作などが例として挙げられる.
内力駆動型は,ローレンツ力,過酸化水素中で白金触媒反応で発生する酸素バブル,生体筋肉を利用した例が挙げられる.
応用としては,ドラッグデリバリー,生体内手術などが想定されており,基礎から応用まで幅広く研究活動が見られる.
参考:
マイクロマシン