パイロットが前方の外部視野を見透す位置に透明なパネルを置き,このパネルに飛行に必要な情報を表示する装置(HUD).小型CRT管に必要なデータを描き,これを光学系を介して下方から透明パネルに投影する.これにより,パイロットは外部視野と計器情報を視線方向を変えずに見ることができ,操作に遅れを生ずることなく操縦を行うことができ,非常に有用な手法である.多くの戦闘機に搭載されている.航空機で発達した技術で自動車でもスピード表示などに実用化されている.