エレベータの釣合いおもりをガイドするレールの左右一対を連結する補強部材.地震時におもりに作用する荷重によりレールが変形し,おもりがレールから外れるのを防止する効果が大きい.レールは建物に対し,ブラケットを介して取付けられているが,タイブラケットはブラケット間のほぼ中間の位置で2本のレールを連結し,地震荷重を2本のレールで負担することにより,応力とたわみを軽減する.荷重低減の効果はレールの剛性とタイブラケットの剛性により異なるが,原則として荷重低減率β=1/1.5=0.67とする.