プロペラの作用による船体抵抗の増加分とプロペラの発生するスラスト出力との比.船体後部にて作用するプロペラと船体との間に発生する低圧の部分は,その吸引作用によって船体の形状抵抗を増加し,さらにプロペラ付近の水の加速によって摩擦抵抗を増加させる.この抵抗をスラストをT,船の抵抗をRとしてT-R=tTと表したときのtをスラスト減少係数という.