車体を構成するおもな構造部分をいい,一般に外板と骨組みが一体となり強度および剛性を持つ構造であり,溶接で組立てられる.多数の旅客を安全に快適に輸送するために,高強度,高剛性,遮音性,気密性(現在では新幹線車両,浮上式車両)などが必要とされ,そのほかに,軽量性,耐久性,耐火性,保守も含めた低コストなどが求められる.材料は一般に普通鋼,ステンレス鋼,アルミニウム合金のいずれかが使用されている.側,屋根,床,妻の部分構体をあらかじめ製作した後,それらを組立てる工法が多く採用されている.