クローラベルトにより走行する自走クレーン.腕の部分をジブ(ブームが慣用語)といい,高張力鋼管を溶接したラチス構造をしている.中間ジブをピン結合により繋ぐことにより,用途に応じてジブの長さを変更できるが,ジブが長くなるほどつり上げ能力は減少する.走行速度が1~3km/hと遅く,公道を走行することはできないが,安定性が優れていること,不整地や軟弱地での走行性能が良く,作業現場内での移動が容易なことなどの利点があり,土木・建設工事に幅広く使用されている.